痩身の競争が激化してきた。
無漂白のパンは全粒粉のパンと同じような色をしているが、単に漂白してないだけで、実際には精製した小麦粉(デンプンの塊である)を使っている場合がある。
本当に身体にいいのは、健康食品屈に置いてある七穀パンや一二穀パン、ライ麦パンなどだ。
こういうパンは手に取るとずっしり重く、原材料表示の先頭に全粒粉(全粒小麦粉、全粒ライ麦など)と明記してある。
全粒粉のパンは、一般に精製粉のパンより風味が豊かだ。
だから慣れれば、こっちのほうがおいしくそれは後天的な味覚だ)。
それに、幸いにして人は感じるようになる(精製粉の味は単に甘いだけで、年齢とともに甘いものを避け、もっと多様な風味を愛するようになる。
砂糖なしのコーヒーにも、まあ一か月もあれば慣れるだろう。
朝食にシリアルを好む人は、絶対に全粒粉のものを選ぼう。
これにスキムミルクとバナナあるいは冷凍ブルーペリーを加えれば、健康的な一日の始まりになる。
たくさん摂っていい。
ただし飽和脂肪と一緒になっていることが多いから注意。
乳製たんぱく質は、品なら、無脂肪のヨーグルートやチーズを選びたい。
そして不飽和脂肪の多い魚をたくさん食べよう。
鶏肉も、赤身の肉よりずっといい。
どうしても肉にこだわる人は、とにかく脂肪の少ない肉を選ぶこと。
そして肉を主食にせず、添え物程度にすることだ。
それから塩分。
これも私たちの食生活では過剰になりやすい。
本来ならば一日に二グラムでいいのに、たいていは加工食品だけで八ー一0グラムもとっている。
加工食品には砂糖も塩もたっぷり使われていできるだけ塩を加えずに調理して食べよう。
る。
だから、できるだけ未加工の新鮮な食材を買ってきて、最後に、空腹状態で食品の買い出しに行かないこと。
甘いもの、脂肪たっぷりなものを買いたくなるに決まっている。
買い物に行く前に「食品ピラミッド」(二O五ページ図5)をチェックして身体にいい食品を確かめ、冷蔵庫と財布の中身に相談して買い物リストをつくる。
そうすれば、一年後にはもっと引き締まった身体になっていることだろう。
ウイスキー(強烈な蒸留酒である)に特別な思いを寄せている。
だから酒を「あれ(ザ・ドリンク)」と呼ぶ。
たとえば、「そうか、あれがあの男を連れ去ったのか」とか。
この場あらが合、死んだ男は抗いがたい力によって連れ去られたのであり、当人には何の罪もない。
私にも四分の一アイルランドの人間は、はアイルランドの血が混じっているから、「あれ」には敬意を払っているし、なにぶんにも愛着がある。
それはまあ、陽気なおじさん(あるいは、かわいい姪っ子)みたいな存在で、最高にいい奴なのだが、ときどき人の命を奪う。
困った奴だが、ふだんはとても愉快な奴なので、ついつい許してしまう。
そういう奴だから、「あれ」まじめなDr.ハリーも、酒の話はしたがらなのことは話しにくい。
い。
話すとなれば酒の記憶しないから、正しい情報が伝わらないと考える。
「いい面」にも触れなければならず、そうすると人は自分に都合のいいことしかハリーは堅物だから、もしもアルコールが医薬品だったら絶対に認可を得られないと言い張る。
酒を飲む人の約二割が「常習」もしくは「乱用」に陥りやすいという副作用があるからだ。
そうかもしれないが、私の考え方は違う。
酒は飲むべし私も酒飲みだから、「酒が身体にいい」という話はたくさん知っている。
だが二OO一年の大晦日に『ニューヨーク・タイムズ』『サイエンティフイツク・アメリカン』で読んだ記事には驚かさで、次いでれた。
適量の飲酒(というのは男で一日にグラス二杯、女なら一杯を意味するのだが)は人を陽気にするだけでなく、薬にもなるというのだ(ただし、ここで言う「グラス一杯」とはウイスキーなら約四Oであれば健康増進効果があるという。
もちろ戸しpu、ワインでも約一五0CCのことだ)。
「毎日適量」ん、アルコール依存症になったら話は別だ。
ずっと健康で酒を飲み続けてきた人が、六O代、七O代になって軽度の(あるいは重度の)アルコール依存症になる例はいくらもある。
ハリーが心配するのはそこだ。
しかし「適量」を守っているかぎり心配ないらしい(もちろん「適量」を守り通すのは簡単なことではないが)。
『ニューヨーク・タイムズ』には、こう書いであった。
「アルコールは医薬品の中でも最も鋭い両刃の剣になった。
過去三0年間の研究で、人によっては適度な飲酒が健康を増進するということは広く認められてきた。
ワインやビル、あるいは蒸留酒を一日に一二杯飲む程度なら、心臓発作の予防に抜群の効果があるという。
低脂肪ダイエットや減量よりも、運動よりもよいそうだ。
適度の飲酒は脳卒中や認知症の予防にも役立ちうる」この記事には、B大学医学部内科・公衆衛生学科教授カーチス・エリソン博士の「アルコールの効用については科学的に議論の余地がないほど誰もが認めている。
たくさんの研究があるが、どれも結論は同じだ」という発言も引用されている。
またハーバード大学公衆衛生大学院の栄養学部長ウオルタ・cウィレットは、自著『食べて飲んアルコールを一日一二杯飲む人はまったく飲まない人に比べて心臓発作を起こす確率が三0ー四O%低いとされる。
一日二杯以上なら心臓発作や脳卒中の予防効果はアルコールの悪しき副作用が現れる可能性も高まる」と記しているで健康に』で「男性については、さらに高まるが、(このへんはあなたのパートナーに読み聞かせてやってほしい)。
『サイエンティフイツク・アメリカン』の二OO二年一月号も、別な研究報告をもとに同じような議論を展開していた。
ちなみに『ニューヨーク・タイムズ』は、チーズやバターなど脂肪たっぷりの食事をとっているフランス人に「動脈硬化や心臓病が比較的少ない」理由もこれで説明がつくと指摘している。
フランス人だけではない、イタリア人やスペイン人もそうだし、私が健康的な理由も「毎日適量」の飲酒で説明がつきそうだ。
ただし、わが主治医のDr.ハリーはまだ納得していない。
彼の祖先は典型的なアメリピューリタンカの清教徒で、たぶん禁酒法の旗を振った人たちなのだろう。
いずれにせよ、適量であるかぎり、酒の種類はたいした意味を持たないようだ。
赤ワインでもシングルモルートのウイスキーでもいいが、まとめ飲みはいけないし、がぶ飲みもいけない。
あくまでも毎日、ちょっとずつだ。
せっかくだから毎日の晩酌は夫婦一緒で。
そのほうが、きっと飲み過ぎない。
飲まれるべからずさて、では「適量」を超えたらどうなるのか。
今さら言う必要もない問題なので、深く追究してはいないが、『ニューヨーク・タイムズ』にはこうある。
「飲みすぎは高血圧、心臓疾患、さまざまながんのリスクを増し、糖尿病や陣臓疾患、肝臓疾患、重度の認知症の原因となりうる。
大量に飲酒する人の死亡率は適度に飲む人に比べて格段に高い。
しかもこの統計には、酔っ払い運転や酔っ払いのケンカは含まれていない」なるほど。
さらに同紙は続ける。
「だからアルコールの健康効果は、その危険度によって相殺される。
の推定では、アルコールはマラリアやはしかと同じくらい致死的であり、WHO(国連世界保健機関)タバコや麻薬よりも有害であるとしている」。
困ったものだ。
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